新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環として東南アジアや南アジア、そしてオセアニアで、人の移動を制限したり企業活動を禁じたりするロックダウン(封鎖)に踏み切る国が増えてきている。
人口13億のインドで新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、22日、全土に外出禁止令が出され、首都ニューデリーの街は静まりかえっている。
ついにインドでもロックダウン開始
- インドのモディ首相は新型コロナウイルス対策で、25日0時からインド全土でロックダウンすると発言した。
21日間のロックダウンの予定。延長もあり得る。
5月3日まで延長決定。
感染者10,453名、死者358名(4/14時点)- 世界の動きや東南アジアの感染拡大を懸念し先週末から封鎖の動きが加速してきていた。
- 22日に全土に外出禁止令を出したインドは、24日の午前中までに30の州・連邦直轄領にまたがる地域を封鎖した。
- 国鉄や地下鉄、バスの運行は停止し、国際線も原則として着陸できなくなった。
- 24日深夜には国内線の運行も止まった。
- 生活必需品、ドラックストア等の店舗を除き、民間事業所も閉鎖を迫られている。
- 最大の課題は、13億人の国民が外出禁止を徹底できるのか。
アジア各国から世界に広がるロックダウン 都市封鎖!
- いち早くロックダウンに動き出したのはフィリピンで、3月15日からマニラ首都圏を、17日にはマニラを含むルソン島を封鎖した。
- 18日にはマレーシアが全土で移動制限を実施し、スーパーや薬局などを除き、政府機関や企業の事業所を閉鎖した。
- タイの首都バンコクでは22日から娯楽施設と、スーパーや薬局などを除く商業施設が閉鎖した。さらに23日には隣国との陸路国境も原則閉鎖すると発表している。
- インドでは、3月25日から21日間、全土封鎖。
- 南アフリカ、3月26日〜3週間
- イギリス、3月23日〜3週間
- ネパール、3月24日〜3月31日
- ニュージーランド、3月26日〜4月22日
今後の影響、大きな混乱は避けられない
- 東南アジアでのコロナウイルスの感染者数は、そこまで多くないがなぜ早くからロックダウンをするのだろうか?
発展途上国にとって、新型コロナがもたらす危機は尋常ではない。
発展途上国では、病院・医療体制が整っていない上に検査もまともに自国でできない。そのため、ひとたび感染拡大となると、手がつけられなくなってしまう。経済損失をもはるかに超えた恐ろしい事態になり得るのだ。 - 無理やりにでも感染の連鎖を断ち切らないと国事態が滅びてしまう。インド政府の本気度が伺えます。
- 世界2位の人口約13億6600万人を抱えるインドの封鎖は世界経済にも大きな影響を与得る。
現在のインドの状況、史上最大のロックダウン、13億人。
- 逃げ出さないように予告なしでのロックダウン宣言に国民は、パニックになっている。
- インド住民ですら状況を把握できていない。
- スラム街は情報伝達手段がないため役所の職員が直接伝えに行っている。
- 人口が多い為、密集は避けられないのでロックダウンしても感染回避は難しい。
- 食材や生活必需品のストックウィしている家庭がないので、混乱が予想される。
- ロックダウンに従わないものには法的措置。厳重警戒、警察によるむち打ち、腕立て伏せ、スクワット等。
- 警察が24時間警備。巡回を強めている。
- 15,000 croreルピーのコロナウィルスに対処するためのヘルスケアパッケージを発表。
- 日を追うごとに確実に感染者数が増えている。
- 社会的距離(ソーシャルディスタンスの徹底)
- Amazon等、生活必需品しか買えない。
- 銀行の支店を閉鎖。
- 21日間の封鎖は大変だけど、それをやらないとインドは21年衰退する。さすが計算能力の高いインド人。
- ジャンナット大混雑。
- 信じられないほどインドが静か。
- 大気汚染が改善され、30年ぶりにヒマラヤが街からみれる!!
4月5日(日)
3374名の感染確認(77名死亡)
デリー州で急増
4月14日(火)
ロックダウン5月3日まで延長
感染者10,453名、死者358名(4/14時点)
4月15日(水)
4月15日がロックダウン解除の日だったため、
鉄道が再開され地元に帰って家族に会えると思った、
出稼ぎ労働者がムンバイの駅に1万人以上が集結し大変な状況に!
暴動やデモが起きています。
警戒してください。
4月19日(日)
インド政府は、感染が蔓延していない地域の封鎖を20日から緩和するそうです。
4月27日(月)
規制を少し緩くしたインド、恐れていたことが…….
家でお祈りを!
外に出ないようにという政府からの要請を聞かず、ラマダーンが始まってしまった。
感染拡大が懸念される。
5月1日(金)
インド政府は本日、ロックダウンをさらに2週間延長し、5月17日までとすることを決定しました。
レッドゾーン(全国130地区)は制限が緩和されず、オレンジおよびグリーンゾーンは一部制限が解除されるようです。
デリーの全地区は一番厳しいレッド・ゾーンに分類されています。
5月3日(日)
ロックダウン2週間継続となりましたが、来週から(一部は今週からすでに)様々な工場のメンテナンスが進められている。
経済を考え、来週中か再来週には生産再開になる様子。
国内航空や鉄道は稼働する気配はないが月曜日からはかなりの工場が動き出す様子。
感染拡大が懸念される。
5月6日(水)
厳しいロックダウンをしてるのに感染者が増える一方。
経済やロックダウン後の感染爆発の対応が迫られる。
5月7日(木)
ロックダウン中の都市で韓国LGポリマーズ工場から猛毒ガス漏出。
9人死亡、数百人入院、1,500人避難、取り残された住民無数 。
周辺地域には約500万人が住んでいて、工場は、休止状態だった。
漏れ出したガスは、早朝自宅で寝ている人を襲った。そのまま意識不明の方もいる。
ロックダウン、コロナ感染者が病院にいる中、患者の受け入れがどうなっているのか不安でしかたない。
5/31までは日本との接続便が一切ない状態になる。
5月11日(月)
韓国のLG化学が起こした猛毒ガス漏れ事故。
13人死亡! 1000人入院!という大惨事になっています。
ロックダウンの延長とともに発表された規制緩和策の一環として、5月4日に【非必需品】に指定されていた酒類の販売が許可されましたが、多くの客が殺到し密になったので再び販売停止。
5月12日(火)
モディ首相は11日、新型コロナウイルスへの新たな感染者数が急増する中、7週間にわたって全土で続けてきたロックダウン(都市封鎖)について「段階的な解除」を視野に入れていると述べた。
感染拡大は抑えられたの封鎖解除ではなく これ以上は無理だ。の封鎖解除となる。
主要都市間を結ぶ列車の予約を1日15本に限り12日から開始すると発表。3月から運休していた鉄道の運行を再開する。
5月13日(水)
デリーのスラムでは、現金支給でしたが、明日の食に困ってる方多く食料配給に切り替えて支援を行っています。
5/18までに今月末までロックダウン延長か決定の発表があります。
5月18日(月)
【インドロックダウン延長について】
1.期間は5月18日~31日
2.全ての国際線、国内線の空路の運航は停止継続
3.メトロも全線運航停止継続
4.全ての教育機関休校延長
5.ホテル、レストランの操業停止継続 (デリバリーは可)
★インドの新型コロナ感染判明者数が過去最多 1日で5224人増加
5月20日(水)
現在インドでは、とてつもない命の犠牲を払って経済を動かそうとしています。
インド感染者は10万人を超えさらにコントロールが難しくなっています。
特定の州からの移動を制限し始めましたが効果はあるのでしょうか。
出稼ぎ労働者の帰省や海外からの帰国も続き二週間後のインドの様子が心配です。
今は、ロックダウン中よりさらに外出をしないようにするしかありません。
5月21日(木)
インドの今現在の感染者は11万2470名。(5月21日現在)
アジア最大の感染者数の国になってしまったインド。
インド東部に近年最強級のサイクロン「アンファン(Amphan)」が上陸した。同国と隣国バングラデシュでは住民数百万人が避難。
インドでは65万人超がすでに安全な場所に移動したとされるが、新型コロナウイルスの感染対策で課された予防措置に従う必要がある。
5月30日(土)
インド 165,799名の感染者確認 ・内4,706名死亡(5月29日現在)
7日連続6000超えを記録。
また、ロックダウンによる医療遮断で、結核感染者数増、死亡増の見込み。
インドは、経済・コロナ共に深刻な事態に陥っています。
5月31日(日)
明日、6月1日からインドロックダウン解除(封じ込めゾーン除く)さらに8日からは州境越えも可能になるとのこと。
モールや飲食店などの再開もされます。
しかし、感染者は減るどころか増え続けています。
6月1日(月)
インドの民間航空省は、バッタの大群は今やあまりに巨大化し、
「航空機の運航にとって極めて重要な離着陸の際、機体に脅威を及ぼし得る」
と懸念を示し、
「個々のバッタは小さいが、無数のバッタがフロントガラスを覆えば、操縦士の視界に影響を与えることは明白だ」
と話した。
6月8日(月)
インドロックダウン、6/8から緩和へ。
ロックダウンは今月末までですが6/8からお寺やモールなど徐々に開きます。
感染者増加に歯止めがかかりませんが、ついにインド政府は完全に経済優先に舵を切ったようです。
6月17日(水)
インドでロックダウン再導入が浮上!新型コロナの感染者激増。
6月23日(火)
6月24日(水)
生活必需品は住居から2キロ以内に位置する店舗で購入することとされた。銀行については、6月29、30日のみ33%の従業員数での営業が認められ、ATMは通常どおり利用することができる。
これらに加え、日曜日の6月21日と28日にはさらに厳しい制限が課され、病院や薬局などの営業、医療関係車両の移動、ミルクの配達など一部の例外を除き、全ての活動が禁止される。
6月29日(月)
ついに、インドのコロナウイルス感染者が1日に20000人となってしまいました。
また、コロナウイルスだけではなく、バッタの大群がインドに襲来し、一部が首都に到達。
デリー首都圏政府は緊急会合を開き、住民にドアや窓を閉め、戸外に置いた植物をシートで覆うよう注意を呼び掛けている。
6月30日(火)
インド、新型コロナ感染者数50万人突破 主要都市で急増、病床数ひっ迫。医療崩壊も。
近隣で、感染者が出たとベンガリトラ通行止め。
インドのマハラシュトラは、ロックダウン7月31日まで延長。
本日、ロックダウン終了予定だが各州で延長や夜間外出禁止を発表。
コロナ感染者数は今56万6千人。
世界第4位。
国際線運行7/15まで停止延長。
国内電車8/12まで再度停止。
7月4日(土)
ロックダウンが緩和される中、インドのコロナウイルスの症例は60万人を超えた。
7月7日(火)
インドの新型コロナ感染者数が約70万人に ロシアを抜いて世界3位。
タミルナドゥ州は、ロックダウン措置を7月31日まで延長。
国際線については、運航停止が継続。
州および県をまたぐ移動については引き続き制限されています。
フライトキャンセル、臨時便、日本への帰国便情報
- 羽田―デリー便は3月29日から4月2日まではJALが運航。
- 4月3日から4月30日まで運休が決定。
- その後については未定。
- インド民間航空省は,国際民間旅客機の運航停止を6月30日まで延長する旨を発表しました。
インドの治安はどうなの?悪化するの?
- 人の行き来をストップするとお金が回らなくなり今後、様々な職種から給料未払いとなって行くことでしょう。その結果、治安は悪くなることが予想されます。
- 営業できなくなった会社はなんの保証もない低賃金の日雇い労働者から解雇します。そういう方々は、食べて行くのがやっとなので、犯罪を犯してお金を得ないと生活できなくなってしまいます。
- 治安悪化の対策でATMにお金は、入っていません。
- インドの治安は、確実に悪化します。スリや強盗が増えます。
学生、在住者の皆さんは、できるだけ一人にならず安全第一で行動してください。
領事館からの最新情報を確認してください。*政府からの要請で家の中を消毒すると業者を装った強盗がフィリピンでは頻発しています。インドでも同様の犯罪にご注意ください
ロックダウンしたインドの現在の様子、まとめ
インドは、人口も多く日本の駐在員の方もたくさんいます。そして、日本からだけでなく様々な国から外国人がたくさん入ってきました。
感染のリスクは、かなり高いんじゃないかと思っています。
さらに、東南アジアでは衛生環境、医療環境は整っていません。
一度感染者が増えパニックになったら抑えることは、出来ないでしょう。
現在インドでは、確実に患者が増えていると報道もされています。
旅行を計画している方、大変悩むと思いますが、今回のコロナウイルスはこの先、誰も少しも予想できません。
残念では、ありますが確実に落ち着くまでインドへの渡航は控えたほうがいいと思います。
罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、1日も早く流行が終息することを願っております。