タイのバンコクでも新型コロナウイルス感染者が激増しています。タイでは過去1週間で5倍以上に激増。6割はバンコクで確認されており、保健省は「バンコク住民は自宅待機してほしい」と呼び掛けています。
【バンコク時事】タイ保健省は22日、国内の新型コロナウイルス感染者が前日比188人増の599人になったと発表した。タイでは過去1週間で5倍以上に激増。6割はバンコクで確認されており、保健省は「バンコク住民は自宅待機してほしい」と呼び掛けた。
タイでは1月13日、中国以外で初めてとなる感染者が確認された。その後は微増にとどまっていたが、今月中旬から感染が拡大。バンコクのナイトクラブや格闘技ムエタイの会場で多くの感染者が出ている。
感染者の急増に伴い、バンコクおよび周辺5県では22日、スーパーなどを除く商業施設や娯楽施設が閉鎖された。4月12日まで続けられる予定。(ニュース提供元:時事通信社)
タイの新型コロナウイルス初感染者、現在の感染者数
- タイでは1月13日、中国以外で初めてとなるコロナウイルスの感染者が確認された。
しかし、その後は微増にとどまっていたが、今月中旬から感染が拡大。
バンコクのナイトクラブや格闘技ムエタイの会場でクラスター感染し多くの感染者が出ている。 - タイ保健省は3月21日、新たに89人の新型コロナウイルス感染が判明し、タイ国内で確認された感染者が計411人になったと発表。
タイの状況
レストラン、モール、商業施設状況、現地企業の状況
- 感染者の急増に伴い、バンコクおよび周辺5県では22日、食品スーパーやドラックストアなどを除く商業施設や娯楽施設が閉鎖された。4月12日まで続けられる。
マッサージ店なども閉鎖。
セブンイレブンは24時間営業を発表。 - レストランについても持ち帰り以外は禁止し、あらゆる教育機関と集会施設にも閉鎖を命じました。
- クアンムアン都知事は、企業などに対しても可能なかぎり在宅勤務を行うよう求めている。
- 違反した場合は禁錮刑や罰金が科されます。
物資の状況
- 日本同様、マスクや消毒液などが入手困難となっている。
その他の状況
- 新型コロナに感染した疑いのある人を見つけた場合、3時間以内に保健当局への報告を義務付けると発表した。
違反者には最大2万バーツ(約7万円)の罰金を科す。 - タイ保健省はCOVID-19の感染疑いを自分で調べることができる簡易型のセルフスクリーニングサイトを開設しています。
タイへの入国規制
- 3月19日夜,タイ民間航空局は,タイ感染症法に基づく新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策を受け,渡航者に対する措置を発表しました。
- 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)につき感染している恐れがない旨を示す健康証明書を確認する。健康証明書は,出発日の72時間以内に発行されていなければならない。
(出発の72時間以内に発行された、新型コロナウイルス(COVID-19)陰性を証明する診断書) - 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の医療費につき,10万米ドル相当以上の額を補償することが分かる保険証券を確認する。
(新型コロナウイルス(COVID-19)を含む医療費をカバーする10万米ドル以上の旅行保険への加入及び証明書)
*今の段階では、この二つの証明ができれば入国は可能です。飛行機も飛んでいます。
まとめ
海外に行く、行かないは自己判断となってしまいますが、もし海外へどうしても渡航する場合は必ず正確かつ最新の情報を確認することが重要です。
感染者数が多いエリアへの渡航は控える、厚生労働省の公式サイト等で告知されている予防方法を順守するなど、細心の注意を払って行動しましょう。
突然のロックダウン等で帰国できないなどの恐れも十分あり得ると考え行動してください。
新型コロナウイルスが早期に終息し、またどこでも好きな場所へ行ける日常が早く戻ることを願っています。