JICA異例の全派遣隊員に一時帰国指示、新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの世界的流行を受けて、JICA=国際協力機構は、海外協力隊(ボランティア)全員を一時帰国させることを決めました。対象は76カ国の2073人(すでに帰国している人も含む)。
海外協力(ボランティア)隊員の中に新型コロナウイルスの感染者はいるの?
隊員のなかに感染者はおらず、派遣先の中には感染が確認されていない国もある。
ロックダウンや国境閉鎖などの移動制限を始める国もある中、万が一の事態に備えて、隊員の健康を第一に考えた予防的な措置だということです。
それぞれの隊員に連絡を取り、調整がつき次第、順次帰国させるということです。
また、帰国後は2週間の自主隔離を要請します。
コロナの世界的な大流行パンデミックの影響で異例の措置
各国で隊員のリスクが高まっていると判断し、
全員を一時帰国させることはこれまでになかったが、隊員の安全を第一に考えた。
帰国理由
派遣先には医療体制が整っていない地域も多く、ロックダウンや国境閉鎖、移動制限を始める国もあり治安の悪化や万が一の事態に備えて、隊員の健康を第一に考えた予防的な措置だということです。
青年海外協力隊員はどこに派遣されているの?
71カ国の地域の学校や医療機関に主に派遣されている。
医療機関での指導や村落開発普及などを担っている。
地域別では、アフリカに派遣される人が多くなっている。
アフリカ東部のエチオピアでは、JICAの国際協力専門員が感染したことが3月13日に確認され、他の関係者らも感染。
現地のJICA事務所を一時閉鎖する措置を取っていた。
JICA新規青年海外協力隊の派遣も延期
JICAでは、3月下旬に予定していた、およそ300人の新規青年海外協力隊の派遣も延期することにした。
今後の派遣する時期については未定だということです。
まとめ
世界中に広がる新型コロナウイルス。多方面に影響が広がっていますね。
経済や産業、暮らしそしてボランティア活動にまで。
JICA始まって以来の異例の措置だということです。
隊員の皆さん、治安の悪化等あると思いますが無事に帰国できることを願っています